生活に余裕があるとは言えない日本の実情

2011.10.07

2008時点では、地価水準の下落の結果、驚くほどの格差はないものの、依然として高水準にあることには違いない。なお、購買力平価で見た場合、2007年現在、ロンドンに次いで、2番目に不動産価格は高い(OECD数値による)。また、わが国の賃金水準は、世界でもトップクラスにあるというが、果たして生活は豊かなのであろうか。日本の賃金を元に、実質賃金を算出し、月々の可処分所得を算出してみた。名目質金は世界一だが、物価水準を考慮すると、実際のところ、先進国でも賃金は低く、不動産は高いため(所得倍率/不動産価格÷年間所得)、生活に余裕があるとは言えない。各国のサラリーマンが、35年ローンで住宅を購入した場合、月給の内、自由に使える金額は、日本は19万円、米国は46万円、ドイツにいたっては71万円が自由に使える給料、ということになる。これが、日本の実情である。

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