海外業務の戦略的強化の効果

2011.11.12

地域別の特徴としては、受注シェアが前年度11%から17%に拡大した中東で、アラブ首長国連邦(UAE)での受注が1171億円増を記録、前年度比大幅増加分をUAE1国でカバーした形となった。国別シェアでも、3年連続1位の米国2093億円に次いで、UAEが1503億円で前年度10位以下から2位に急浮上した。3位は553億円増の1137億円となったタイ、前年度2位のシンガポールは4位に落ちたものの金額は増加した。

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前年度3位のベトナムは政府開発援助(ODA)案件の大幅減少で9位だった。海外受注を下支えしてきた無条件円借款案件は前年度比1570億円減と大幅に減少、全体に占めるシェアも25.4%から9.6%に急激に落ち込んだ一方、発注者の自己資金案件の受注額は前年度比2733億円増の1兆511億円を記録した。「国際競争で海外企業に勝ち、工事だけでなく海外のエンジニアリング業務でも国際的企業に負けない体制を整えたい」(大手ゼネコントップ)という戦略のもと、海外業務を戦略的に強化していることが、海外受注好調の要因の1つとしてあげられる。